30代のドリームカーはGTIでした。
40代にはポルシェに乗りたいと願っていました。こんばんは、サンギです。
納車から約5年。年末には2度目の車検を迎える我がGTI。
「家族をしっかりケアーしながらも、遊び心を忘れていない若いパパが乗る車」という私の定義通り、GTIは予想を遥かに上回る性能、楽しさ、実用性を提供してくれました。
家族みんなを乗せて、山へ、海へ、テーマパークへと、どこへでも一飛びで運んでくれる最高の相棒。
しかし去年の晩夏、ホンダのステップワゴンを導入してからその役割はガラッと変わってしまいました。
主な用途は最寄り駅までの通勤の足と
パパが一人でコンビニに行く時
パパが一人でホームセンターに行く時
年に数回、パパが一人でドライブに行く時。
つまり、GTIはほぼ完全にパパだけの乗り物となり、去年の9月から今まで家族4人がGTIに乗ったのはたったの4回。これも「今週末はGTIに乗ろう!」と気合を入れて準備した時のみ。
ステップワゴンの便利さとチャイルドシート2つの付け替えという面倒な作業を考えると無理もありません。
それで考えました。
30代のドリームカーはGTIで、36歳で手に入れた。
40代のドリームカーが(マカん、カイエン、パナメラ以外の)ポルシェならば40歳の今から乗るのはどうだ。と。
自然とターゲットになるのは3車種。Boxster, Caymanそしてもちろん911。
もっとも重要なのはもちろん価格です。二児のパパがスポーツカーを買うこと自体あり得ない贅沢であり、できる限り少ない投資で最大の満足を得ないといけません。
そもそも新しいポルシェなんて、手が届くはずもありません。
2ヶ月ほど密かに調査をすすめました。
必須にした条件は、オートマ、右ハンドル、できればベージュインテリア。
エキサイティングなものでありながら、快適さも捨てたくない。
毎日3回カーセンサーを確認し、出した結論は987 Caymanです。
Boxsterがダメだった理由
ガレージがあるとはいえ、まだ幼い子供が優先なので、ソフトトップのBoxsterはNG。またルーフラインも私の目には少し不自然に写ります。オープン時は最高に格好いいのですが。
911は値段的に無理でした。
最低でも997が欲しかったので、年式や走行距離をまったく無視すればなんとかなるかもしれませんが、自分なりに設定した条件を満たす車はまったく手が届きませんでした。
インターネットの弊害なのかもですが、IMSベアリングがどうの、シリンダー傷がどうの。というのも一つの壁でした。(997.2なんて、検討の余地もないお値段)
そして見つけた、理想に近い一台。
987.2のベースケイマンで、 つまりPDK!、ブラックボディーに、ベージュインテリア、そしてスポーツクロノパッケージ。2009年式、6万キロ弱。
まさに完璧に一致する一台でした。
神奈川の家からそこそこ距離のある埼玉のお店でしたが、家族みんなで見にいき、(もちろんステップワーゴンで)
これと最後まで悩んだ白の987.1 tiptronicモデルと2台を試乗させて頂き、
即決しました。
30代のドリームカーを36歳で手に入れた私は
40歳で40代のドリームカーを契約しました。