頼りにしている工場がメンテ中で1年点検が遅れています。こんにちは、サンギです。
もうすぐ、納車から1年になります。
レビューというようなことは、私にはできませんが、987.2 Caymanを1年間乗った感想をまとめてみようと思います。
良いところ
デザイン
デザインが好き、という一言でまとめてしまうのはもったいないので、少し具体的に掘り下げてみます。
- クラシックなボディーライン
ケイマンの初代である987は後続の981, 718に比べて全体的に丸みを帯びたクラシックなラインです。
正直、ポルシェを買いたい。手が届くのはケイマンで、ならば981を買いたい。というのが最初の想いでしたが、987のボディーラインは見ればみるほど、時間が経てば経つほど、エレガントで、セクシーだと感じます。
- リアフェンダーの膨らみ
ワイドボディーの911などに比べるものではないかも知れませんが、コンパクトミッドシップということで、非常にグラマラスに膨らんだリアフェンダーを持っています。
バックミラーにもこのフェンダーが映るので、時々ニヤリとします。
- インテリア
好き嫌いが別れる部分ですが、サンドベージュのインテリアは非日常感があり、ドライブに出かける時の気持ちを高揚させてくれます。
手入れをするとその効果がわかりやすく、作業が楽しくなります。
サウンド
ポルシェ6気筒の中でほぼ最小排気量(2.9L)ですし、スポーツエキゾーストもついていませんが、コールドスタートと4000回転を超えた時のFlat6サウンドは最高です!ガラガラガラガラガラ…というアイドリング時の音も妙な中毒性があります。
実用性
前後2箇所にトランクがあり、意外と物が入ります。緊急事態宣言が出ていた時期はケイマンに乗ってコストコも一人で行ってました。
燃費も想像より良いです。平均8km/L, 高速だと13km/L程度です。
やる気がでる
在宅勤務時にガレージにケイマンが入ってると、やっぱり励みになります。(90%ファミリーカーが入っていますが)
眺めているだけでもいいですし、仕事の合間に気になっている部分をさっと掃除するだけでもちょっとしたリフレッシュになっています。
いまいちなところ(いまいちなところの写真はありません)
いまいちなところは、探さなきゃありません。笑
しかし、考えてみると3つ、現実的な課題が浮上しました。
- トランクの開閉
大した問題ではありませんし、トランクの使い勝手はとてもいいのですが、開閉に少し難ありです。
フロントトランクは閉める時エンブレムの下あたりを手のひらでグッと押し付ける必要があり、どうしても皮脂がついてしまいます。
また、ボンネットはアルミ製なので、曲がらないか少し気を使います。
リアトランクは窓かドアを少し開けて置かないと閉まりません。フロント同様、手で押し付ければ閉まりますが、正しい閉め方ではないので、いつもドアを少し開けた状態で閉めるようにしています。
- 維持費に対する罪悪感
サラリーマンで1歳、4歳の2児のパパである私は、どうしても2シートスポーツカーを所有すること自体に対する罪悪感を拭い切ることができていません。
税金、保険、点検など、出費が発生するたびにこの罪悪感が押し寄せて来ます。
- 故障に対する不安
私のケイマンは現時点で12年落ち、走行距離6.3万キロです。
そろそろガタが出るタイミングで、すでにPDKフルード、サスペンションのバンプラバー、AOS(Air Oil Separator, これが壊れるとコールドスタート時に時々白煙が出ます)交換などが必要だと感じています。
987.2なので、IMSベアリングやシリンダー壁傷という、初期の水冷ポルシェの持病はありませんが、それでもやっぱり不安になる部分があります。
ざっと思いつくことを書いてみましたが、
いうまでもなく、この車は最高の愛車です。
「ポルシェのスポーツカーである」ということだけでも私にとっては幸福を感じさせる対象であり、
自然吸気水平対抗6気筒+油圧パワステ+PDKという完璧な3点セット。
挙動、手応え、音、匂いに至るまで五感を刺激する、ドライブの楽しさ。
電動化によりだんだん居心地悪くなって来るでしょうけど、
末長く、欲をいえば20万キロくらい、楽しみたいと思います。